北陸の秘事法門
先回は、蓮如上人時代、東北や、北陸にも秘事法門が
潜行伝播していたことを、浄土真宗親鸞会で聞きました。
続けて親鸞会で、蓮如上人が北陸に滞在中のことを
聞いてきました。
「越前の国に弘まるところの秘事法門といえることは、
更に仏法にてはなし。あさましき外道の法なり。これを
信ずる者は、永く無間地獄に沈むべき業にて徒事なり」
(御文章二帖目十四通)
ここで蓮如上人は、秘事法門は仏法でない、外道だと、
明らかに仰っています。そんな外道を信じていては、
長い間、地獄に沈んで苦しまねばならないと、ご教示です。
蓮如上人は、早速、徹底法戦に立ち上がっておられます。
吉崎御坊に滞在されていたわずか四、五年の間に、北陸の
土蔵秘事の者たちがほとんど、秘事を捨て、真実を求める
ようになったのです。
『蓮如上人縁起』には、次のように記されています。
「上人、越前の国に五年の寒暑を送たまうに、かの国に
ひろまる所の秘事法門を執する族、多く改悔懺悔せり」
土蔵秘事との戦いは、蓮如上人の時代だけではありません。
今も、信仰に悩む同朋たちの心のスキを狙っています。
決して迷わぬよう、まず、自らが教えをよく知り、
正確に伝えていきたいと思います。