白山の修行僧も、弟子に

2月 1, 2011 - 12:05 pm コメントは受け付けていません。

 親鸞会で、蓮如上人のエピソードについて聞いてきました。

 蓮如上人が、加賀(石川県)の山中温泉で湯治中にも、たくさんの
人が仏縁を結んだと伝えられています。
 その一人に、白山の修行僧・密啓がいます。元は天台宗の僧侶ですが、
上人のご説法に参詣するや、教えにひかれ、続けて吉崎御坊に足を運ぶ
ようになりました。
 聞かせていただくほどに、自力難行の聖道門仏教では救われぬ、と
知らされ、意を決して天台宗を捨てます。
 蓮如上人のお弟子になり、「願勝房」との名を賜って、以後、上人の
おそばで聞法に励んだといわれます。
 真宗への奔流はいよいよその勢いを増し、ほかにも仏教諸宗派から
真宗へ改宗の動きが続きました。
 ついには、蓮如上人の名声が、権力者の心をも動かします。ある日、
加賀の御幸塚城(小松市)の城主・富樫泰高が、蓮如上人をご招待して
ご法筵を開きました。
 感激した泰高は、「お弟子の一人なりと、城下にとどめてください。
続けて教えを聞かせていただきたいのです」と上人に嘆願しました。
 蓮如上人は、随行していた願勝房に、その役を任じられています。
 願勝房が今江(小松市)に滞在して建てた聞法道場が、今の願勝寺で
あると伝えられています。

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