浄祐が去った直後の『御文章』

8月 8, 2012 - 12:18 pm コメントは受け付けていません。

 浄土真宗親鸞会で、蓮如上人のことを、続けて聞いて
います。今回は、前回の話の続きでした。

 浄土真宗の僧侶でありながら浄祐は、土蔵秘事に迷い、
門徒に勧めていました。その浄祐が、東北から、吉水御坊
に参詣し、蓮如上人から、仏教の真髄である親鸞聖人の
教えを厳しくお聞きしました。

 その浄祐が東北に帰っていった後、上人はすぐに、
東北の門徒衆に対して『御文章』を書かれています。
邪義に惑わされぬためです。

 二帖目二通に、このように教えられています。
「この信心を獲得せずば、極楽には往生せずして、
無間地獄に堕在すべきものなり」
「親鸞聖人が教えられた正しい信心を獲得しなければ、
極楽に往生するどころか、苦しみの世界に堕ちて
いかなければならないぞ」

 また、次のようにも戒められています。
「弥陀を一心一向に信楽して二心のなき人を、弥陀は
必ず遍照の光明をもって、その人を摂取して捨てたまわざる
ものなり。(中略)この外に、なお信心ということの、
ありという人これあらば、大なるあやまりなり。すべて
承引すべからざるものなり」
 阿弥陀仏に、一心一向に向かう以外に助かる道はない、
「一向専念無量寿仏」以外を言う者があっても、
一切聞いてはならない、と、断言しておられます。

 土蔵秘事は、決して東北だけではありません。
越前(福井県)を中心に、北陸一帯に蔓延していたと
いわれます。今なお、浄土真宗が盛んな地域には、
土蔵秘事が潜行伝播しているから、気をつけねばならないと
聞いてきました。

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